今回は前回からの続きになっています。
「Python」のインストール方法が分からないよといった人や、前回の内容が気になる人は下記リンクよりご覧ください。
今回は、Pythonで開発するにあたり必要となってくる「統合開発環境」の「Visual Studio Code」のダウンロードからインストール方法を紹介していきます。
また、インストール後は、実際に「Python」のコードを少し書いていきますので、是非ご覧になっていってください。
Pythonで開発する際に必要なものは?
「Python」で開発する際に必要となるものは下記の通りです。
- Python本体 (前回にインストール済み)
- 統合開発環境
「統合開発環境って何?」と思った人もいると思いますので、解説していきます。
統合開発環境について知ろう!
「統合開発環境」は、IDE (Integrated Development Environment)とも呼ばれています。
ソフトウェア開発に必要な様々なツールの集合体からなる、統合的なプログラミング環境です。
そのため、コーディングからコンパイル、ビルド、デバッグを一つのアプリ上で完結させることが可能です。
「統合開発環境」は様々な種類が用意されており、開発している企業や人によって使用しているものが違います。
代表的な「統合開発環境」を一部紹介します。
- Eclipse
- Xcode
- Visual Studio
- Visual Studio Code
このブログでは「Visual Studio Code」を使用して開発を行っていきます。
※既に、使用されている「統合開発環境」がある場合は、そちらを引き続き使用していただいて構いません。
「Visual Studio Code」は、Stack Overflow 2024 Developer Surveyのアンケート(複数回答あり)にて、73.6%という驚異の使用率をたたき出しています。
Visual Studio Codeをインストールしよう!

Visual Studio Codeのダウンロードからインストールまでしていきます。
Visual Studio Codeをダウンロードしよう!
①Visual Studio Codeのダウンロードページにアクセスします。
②「Windows」と書かれたボタンをクリックし、ダウンロードを開始し、完了まで待機します。
※Mac OSやlinuxを使用されている人は、自身の使用しているOSのボタンをクリックしてください。

ダウンロードは以上になります。
「Python」本体をダウンロードする時と違い、手順が分かりやすくて助かります。
Visual Studio Codeをインストールしよう!
※インストール時に権限の許可を求められることがありますが、パスワードを入力し進んでいただいて構いません。
①「Visual Studio Code」をダウンロードしたフォルダを開き、「VSCodeUserSetup-x64-1.96.3.exe」をダブルクリックします。
※バージョンは、執筆時点のものです。
②「使用許諾」の文を読み、「同意する」をクリックし「次へ」ボタンをクリックします。

③追加タスクの選択画面になりますので、欲しい機能にチェックをつけ、「次へ」ボタンをクリックします。
ちなみに、筆者は全ての機能にチェックをつけています。

④インストール前の最終確認画面が表示されますので、確認後「インストール」ボタンをクリックします。

⑤インストールが完了したら、インストーラーを閉じて終了します。
Visual Studio Codeを使いやすくしよう!
Visual Studio Code (以降 VS Code)を使いやすくしていきます。
VS Codeを日本語化しよう!
①初回起動時に下記画像のように英語表記になっているので、日本語化していきます。

②左メニューの「Extensions」をクリックします。

③検索窓が表示されますので、「Japanese Langage Pack」と入力して検索します。

④検索結果から地球儀のアイコンの拡張機能をクリックします。

⑤「Install」ボタンをクリックします。

⑥インストール完了後、画面右下に下記画像のようなポップアップが表示されますので、「Change Language and Restart」ボタンをクリックします。

⑦自動的に「VS Code」が再起動され、日本語化されていれば完了です。

Pythonの拡張機能をインストールしよう!
「VS Code」に「Python」の拡張機能をインストールしていきましょう!
①左メニューの「拡張機能」をクリックします。

②検索窓が表示されますので、「Python」と入力します。

③検索結果から「Python」をクリックします。

④「インストール」ボタンをクリックします。

⑤インストールが完了したら、終了です。
※執筆現在のバージョンでは、「Pylance」と「Python Debugger」も一緒にインストールされています。
Visual Studio CodeでPythonのコードを書いてみよう!
ここからは、準備が完了した「VS Code」を使用して、「Python」のコードを書いてみましょう。
①デスクトップなど適当なところにフォルダを新規作成します。
②フォルダ内で右クリックをし、win11の場合は「その他のオプションを確認」をクリックし、「Codeで開く」をクリックします。

③「VS Code」を開いたら信用性について確認されますので、確認後「はい、作成者を信頼します」をクリックします。
※親フォルダ内の信頼性も確認されますが、チェックを入れなくても先に進むことができます。
筆者はチェックせずに進めています。

④画面左側にエクスプローラー画面が表示されているので、「新しいファイル…」をクリックします。

⑤ファイル名を「sample.py」で入力します。
「.py」は「Python」の拡張子になります。

⑥下記のコードを書いていきます。
a = 10
b = 5
c = a + b
print(c)
⑦書き終えたら「Ctrl」+「S」で、上書き保存をします。
⑧画面上部の「表示」をクリックし「ターミナル」をクリックすることで、「ターミナル」を表示させます。

⑨画面下部に表示されているターミナルに下記のコマンドを入力し、「Enter」キーを押します。
Python sample.py
⑩下記画像のように表示されていればOKです。

⑪先ほどのコードに下記コードを付け足して、上書き保存します。
a = "Hello"
b = "World"
c = a + b
print(c)
⑫ターミナルに戻り、方向キーの「↑」を押していただくと、履歴よりコマンドを引っ張ってこれます。
⑬下記画像のように表示されていればOKです。

今回はここまでになります。お疲れさまでした。
まとめ
今回は、「VS Code」のダウンロードからインストール、実際に「Python」のファイルを作成、コードの書き込み、実行をしていきました。
インストールまでは簡単ですが、その後の拡張機能のインストールが少しややこしかったのではないのでしょうか?
「VS Code」の拡張機能は今回紹介したもの以外にも数多く提供されていますので、こういう機能ないかな?と思ったら検索してみてください。
また、最後に少しだけ「Python」のコードを書いて、実行してみました。
次回からは、ようやく「Python」を深掘っていけると思いますので、是非ご覧になってください。